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Freeman / LABYRINTH
★★ (2005-08-30 15:02:00)
評価の仕方にすごく悩むLabyrinthの五枚目。2005年発売。
前作では起死回生の素晴らしい作品を作ってくれたLabyrinth。当然、今作も大きな期待をもってして購入に踏み切ったわけだが…
一聴した感じでは、いろんな意味で期待を裏切られた感じ。
悪い意味では、やはりこれまでの作風とは大きく違うという点。前作である4作目もこれまでとは大きく違った作風だったが、
今作も4作目をさらに推し進めた作品になるのでは、と思っていたのだが。
よい意味では、やはり作風が大きく変わったといってもその裏には脈々と流れる"Labyrinth節"が感じられる、ということ。
今作は一作目から変わらない哀愁のメロディーをふんだんに盛り込みつつ、モダンな音楽へと変貌した印象を受ける。
おそらくそれを感じさせるのはやはりKeyの活躍だろうか?
このバンドはDrやVoがよく評価されているが、Keyの音使いもセンスのあふれるもので、
ソロを弾かせればなかなか印象的なフレーズを奏でるし、一曲一曲に華を添える音色使いも素晴らしいと思う。
総括すれば、物足りなさを感じさせるが、そこそこできのいい作品だと思う。
時折聴いてみると彼らのセンスに脱帽せざるを得ないような、そんな作品。
新しい時代のヘヴィーメタルの片鱗を感じさせる作品となった五作目だが、やはりそこにはLabyrinthらしい哀愁メロディーが詰まっている。
是非この路線でさらに成長し、もっと素晴らしい作品を作り上げて欲しい。
それと、音質の向上を…

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