この曲を聴け! 

Lamentations: Live at Shepherd's Bush Empire 2003 / OPETH
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-05-07 21:55:00)
2003年発売のライブ&ドキュメントDVD。
ライブが約2時間、ドキュメンタリーが約1時間の計3時間というかなりのボリュームながら、
高い所でも3千円弱、安い所だと2千円切っていたり超お買い得なDVD。
日本のアーティストもこれくらいの値段でDVDを売ってもらいたいものです(笑)
ライブは大きく分けて2部に分かれていて、第一部が「Damnation」の収録曲を中心としたセットリスト、
第二部が「Deliverance」「Blackwater park」からの収録曲を演奏するセットリストになっています。
第一部は「Damnation」の世界観を表現するライブなので、もちろん静かな曲中心なんですが、
「Closure」のラストでややヘヴィになり客がヘドバンするシーンなどもあり、見応え充分です。
知的な音像のシーンですが、Mikaelは時折優しげな笑顔さえ浮かべながら演奏しているので、
なんだか見ているほうも楽しくなってしまいます(笑)
この人たち音楽が本当に好きなんだろうな…というのがよく伝わってきます。
第二部は…これは凄いです。
あそこまで複雑な演奏をバンドで、爆音で合わせるのは演ってる方は凄く楽しいんじゃないでしょうか。
特に「Master's apprentices」のメロウパートから凄まじいデスヴォイスでヘヴィパートへと
雪崩れ込んで行く展開や、「The drapery falls」の緩と急が入り組んだ展開なんて
絶対気持ちよさそうだなぁ…と、見ていてそう思います。
ただ、デスヴォイス入りの曲は4曲しかないのと、「Still Life」以前の曲は無いのが
少し不満かも。「The moor」「Godhead's lament」とかも聴きたかった。
とは言っても、一曲一曲が長いので、勿論お腹一杯にはなりました。
それにしても、Mikaelって凄いですよね。
デスヴォイスとクリアヴォイスの使い分けを一瞬で、しかもギターを弾きながらこなし、
しかもMCは曲が終わるごとにお礼を言ってたり、緊張してる…みたいな事も言ってたりとても謙虚。
MCの時に低く静かな声で話すのを見ていると、私には彼が聖人に見えてきます(笑)
ドキュメントはかなり長いインタビューが収録されていますが…私的にはここで言及される
「I hate Hip-Hop」を是非とも聴いてみたい(笑)まぁ彼なりの冗談かもしれませんけど。
ところで、全く内容とは関係無いですが、この「Lamentations」というタイトル、「ラーメン定食」と似てますよね(笑)
…って最後のまとめがこんなんで良いんでしょうか。

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