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Lamentations: Live at Shepherd's Bush Empire 2003 / OPETH
ライキチ ★★ (2006-01-07 19:25:00)
デス声って大嫌いです。デスメタル大嫌いです。ブラストビートにデス声がのっかってるともう聞く気がしません。
しかしOPETHは違った。このバンドは聞ける。聞けるどころか素晴らしいと思った。
ドラマティックで美しい音楽です。デス声なんだけど。でも、すべてがデス声じゃないのでご安心を。
静と動。静かな部分では曲の緻密なつくり、雰囲気作りが最高でメロトロンとか使っても、古臭くは感じない。凄く独特な雰囲気がありむしろ新鮮な感じに聴こえる。ギターはクリーンギター
でのアルペジオが多いがバリエーションがあり私的にはこういうアルペジオリフは大好きですね。緊張感があってたまらんです。
攻める部分では例のごとくデス声で押しまくるのですが、全然聞けます。むしろデス声じゃないと曲が成り立たないと思えてしまう。まいった。
リフもかっこいいしね。奇妙なコード進行も独特だし。リズムパターンも色々あるし。アレンジ力もかなり高い。結局やっぱり曲がいい。ただうるさくて騒がしいとしか思っていなかったデスメタルだったが、OPETHはやっぱり例外だな。っていうかデスメタルじゃないし。デスメタルの手法を手段として使うプログレッシブロック。とでも言えばいいのか。デスメタルを取り入れたキングクリムゾンとでも言うべきか。とにかくじっくり聞かせるタイプの音楽です。
そしてこのDVD。かなりいい!!かっこ良すぎる!!渋かっこいいんだよなー。Voのミカエルはぺトルーシとヘッドヒィールドを足して2で割った感じのルックス。
なかなかアグレッシブなパートに行かないのが不満だがこんなにデス声を待ち遠しく思ったのは初めてだ。
もしライブを見に行ってもヘドバンしたくなるタイプじゃなくじっくりと見たいタイプだな。プログレと呼ばれるバンドはそういうタイプが多い。

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