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Reptile / ERIC CLAPTON
ふぁうすと ★★ (2005-05-31 22:19:00)
2001年にリリースされたアルバム。収録曲の半分くらいはカバー曲。
書き込みがなかったけれど、実は良心的な作品じゃないかな~、と思っています。
クラプトンが21世紀になってリリースしたこのアルバム、自分は「過去を呼び起こす」アルバムだと思います。
亡くなった叔父へ捧げられた「追悼盤」的な意味合いを持つのですが、暗くないです。穏やかで優しい、微笑ましい雰囲気。
「Son & Sylvia」という曲からも、叔父さんのエイドリアンの人柄が偲べます。
ブルースを根幹として、ボサノヴァ、ジャズ、ロックをそれに吸収させたようなこじゃれた楽曲。
一聴しただけだと地味な印象にもとらわれそうなアルバムですが、しかしジンワリ味が沁み込んできます。
クラプトンの音楽性のルーツを辿るカヴァー曲と、ブルーズに立ち返った新曲は、どれも魅力的です。
ちなみにジャケはクラプトンの少年時代の写真。後にドラッグ&アルコール中毒に陥るのとは無縁に思えるほど可愛いです。
それから、このアルバム発売に伴うツアー中に大親友のジョージ・ハリスンが亡くなってしまったのですが、奇妙な因縁さえ感じてしまいます……

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