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Keeper of the Seven Keys: The Legacy / HELLOWEEN
無の英雄 ★★ (2007-07-30 22:35:00)
発売されてからずいぶんたってしまいましたが、このアルバムはいいアルバムだと思いますよ。
確かにKEEPERというフレーズはキスク・カイ時代のものと思ってる人には厳しいかもしれません。
ただ私もHMとう世界にはまったのが、2000年くらいなので古参のファンの人とは違う見方になってると思います。
しかし、このアルバムは「守護神伝」の名前を関して問題ないものだと思いますし、そのクオリティーをもっていると思います。
私がはじめて耳にしたHMアルバムは「守護神伝 完全版」だったのですが、確かにあの衝撃は
今でも忘れられません。あの作品はあの当時のメンバー以外では作り上げることができないものだと私も思います。
しかし、今回の作品もまた今のメンバーじゃないと作り上げることのできない作品だと思います。私はアンディ時代もキスク時代も両方とも好きなのも関係あるとは思いますが、そもそも「守護神伝」というのはメッセージだったはずです。その精神性こそがこの名を関するのに必要なものではないかと私は思います。
いつもまにか「守護神伝」というフレーズがたとえば「EAGLE FLY FREE」や「I WANT OUT」や「KEEPER OF SEVEN KEYS」などの楽曲やキスク・カイ・ヴァイキー時代を指す言葉になってしまってると思いますが、そもそも「守護神伝」とは
メンバーたちが世界に向けたコンセプトだったはずです。特に日本のファンはこの言葉に特別な意味をもたせすぎてるきらいもあると思います。
しかし、この作品が伝えたいのはあくまで「守護神伝」という「遺産」の今におけるメッセージのはずです。おそらく否定派の人は「守護神伝」というタイトルに特別な意味を持ってるかたや、当時のメンバーに思い入れの強い人だと思います。
一作品としてみると非常に面白く作られていると思います。かっこいい疾走曲やコミカルな曲や
大作などバラエティーに富んでおり、スバらしいできだと思います。
それと今回もサシャとマーカスがホントにいい仕事してます。かっこいい曲書くなーって思いますね。サシャがもしFREEDAM CALLに残ってて曲を書く権利があったなら、あのバンドは恐ろしいバンドになってたかもしれないと思ってしまいますね。それくらい彼はいい曲書きますよ。マーカスはシングル「Mr.TORTURE」の③あたりからその才能が一気に開花した感じがします。二人ともいいペンワークしてるなと関心しちゃいますね。
ただ皆さんもおっしゃってますが、やはり今回もヴァイキーの曲が若干弱いです。ヴァイキ-にはもう少しマイナー調の曲書いてほしいと正直に思います。個人的にアンディ時代のヴァイキーの曲は好きなの多いんですけどね・・・「SOUL SURVIVER」とか「POWER」とか「WHERE THE RAIN GROWS」とか「KING WILL BE KINGS」とか「SALVATION」とか「MIDNIGHT SUN」とかあーいう曲がほしいんですよねー・・・どうも最近は明るすぎる曲が多い気がします。
でもこの作品はいい作品です。二枚組みにしたことによって一曲がわかりやすくなってると思いますし、曲の配分もわかりやすくいいです。サクっと聞くことができます。
今回はHELLOWEENのアルバムとはっきりわかります。前作と違いカラーがわかりやすいのがいいかなと思います。
ドラマーの変化もこのアルバムに大きな影響与えてると思います。多彩なリズムを打てることでめりはりもついてくると思いますし。
賛否両論あると思いますが、私にとってこのアルバムは純粋にHELLOWEENのアルバムの超といかないまでも傑作アルバムです。
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