この曲を聴け!
ASIA
fuwatoro ★★ (2007-03-14 16:13:00)
良かった……思った以上に……
少し痩せたのか、遠目にもウェットンだった。
(今、BIGLOBEでモスクワ公演の映像見られるけど、もっと痩せてて精悍)
無茶な高音が綺麗に響いていた。
さすがに『ラウンドバウト』は苦しそうだったけど、やっぱ、いい声だ。
ベースが大人しく聞こえたのは、ハウへの遠慮か?
『ヴォイスメイル』での来日(1994)のとき、
ブリブリというよりビリビリ響いて耳が痛かったのと比べると、ホント、大人しい。
ハウのギターは、これでもかというくらいに鳴っていた。
足上げたり飛んだりしゃがんだり、客席をギロッと睨んだり、
見た目に反して、全然枯れていない。
エレキ、アコギ、スライド……と持ち替えて、実に多彩な演奏を聴かせてくれた。
『ラジオスターの悲劇』の「おーわおーわ」をギターでやるとは……
カールのドラムも、ホント変わらない。
メリハリが効いていて、パワフルで、フィルインで走っても何故か、演奏は崩れない。
(モスクワの『オープン・ユア・アイズ』の後半は裏表、逆になってしまうけど……)
ソロで、スティックをシンバルに乗せて叩いてるのは見事。
時折観客を見ながら叩きまくる姿は、実に楽しそうだった。
アコースティック・アレンジの『ドント・クライ』で、タンバリン片手に前へ出てきた。
微笑みながらハウに、ウェットンに、そしてジェフに近寄っては、
結局何もせず、徘徊する様は、堪らなくおかしかった。
ジェフは、客席の盛り上がりを冷静に見つめ、
様々な音色と演奏で、ショウ全体をコントロールしていたように見えた。
やっぱり『カッティング・イット・ファイン』のエンディングや、
『ヒート・ゴーズ・オン』のソロとか、ホント、この人は上手い。演奏に勢いがある。
だから、『オンリー・タイム・ウィル・テル』のイントロで盛り上がれる。
ファースト・アルバムから全曲やってくれたのは、ホント嬉しかった。
あのギターだからこそ、オリジナルの四人だからこそ、
曲の良さを、思う存分満喫出来た。懐かしさも味わえた。最高のひとときになった。
そういう意味では、たとえハウが嫌がってたとしても、
セカンド・アルバムからの全曲プラス、『デイライト』も聴きたかった。
もし、次があるのなら……新作引っ提げて来てほしい。
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