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Retaliation / CARNIVORE
火薬バカ一代 ★★ (2006-11-03 01:02:00)
TYPE O NEGATIVEのカリスマ・フロントマン、ピーター・スティールが在籍していた事で知られる
ニューヨークはブルックリンのスラッシュ・メタル・トリオ、'87年発表の2ndアルバム。
強烈なSE(笑)で幕を開ける本作のサウンドは、ピーターの変幻自在のBプレイにリードされる形で、
無軌道且つバイオレントに暴走しまくるハードコア罹ったスラッシュ・メタル・・・といった趣き。
マッチョで硬派な作風は時に息苦しさを覚える程だが、デタラメなまでにダイナミックな演奏と、
男の哀愁を漂わせたメロディアスな⑤、クラシック風のインスト・パートが印象的な⑧のような楽曲が
良いアクセントとなって、ダレや単調さを感じる場面は少ない。(ジミ・ヘンドリックスのカヴァー⑨も収録)
野太い声でアジりまくるピーターのVoも個性的で、その「ブルータルになった筋肉少女帯の大槻ケンヂ」唱法は、
聴き始めこそ耳障りかもしれないが、慣れると結構クセになります。
昔は、防毒服姿の兵士達の背後に聳え立つミサイルのイラストが描かれていたと記憶するアルバム・ジャケットが、
今は切り絵風の物に変更されていて、成る程、これは確かにウルトラマンに見えます(笑)

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