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Sideshow Symphonies / ARCTURUS
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-10-27 22:44:00)
2005年発表の5thアルバム。
Garmは抜けましたが、ARCTURUS健在を示した一枚ではないでしょうか。
まず新メンバーのSimenのヴォーカルですが、彼には「加入ありがとう!!」と言いたい(笑)。3rdでのGarmと歌い方と比べると心持ち高めな声質で、良い意味で芝居がかった感じで今のARCTURUSの音によくフィットしたスタイルの持ち主だと思います。もし彼でなく、妙に暑苦しい声の人が入ってたら…あぁ、考えたくない考えたくない(笑)。ちなみにデスヴォイスもこなしますが、こっちはまあまあといった感じ。
曲の方はsisさんの言う通り、2ndと3rdの中間的な路線ですね。
どっちかというと2ndの世界観に3rdの分かりやすさを加えた印象を受けました。相変わらず中心人物Sverdのキーは素晴らしいです。勿論エレピも良いんですが、時折使うチャーチオルガンのような音が荘厳でかなり雰囲気でてます。
ARCTURUSらしく、クオリティの高い作品を出してきたと思います…が、二つほど不満な点も。まず一つは音質が低下してしまった事。そういう作風かもですが、バスドラの硬質さが減りツーバスを連打してもあまり迫力が無くなり、全体の音圧もちょっと低下気味。もう一つは「変り種」の曲が無い事。変態ヴォーカルをフィーチャーした「The Chaos Path」シンフォブラの名曲「Radical Cut」、長いピアノソロを含む大作「For And Yet Again」等の過去のアルバムの曲と比べると、曲調が少し均一化されすぎではないかと思います。まぁそこらへんは次のアルバムへ期待、ですね。
あと、今回はアートワークがとても良いです。
Sverdはレ○ザーラモンHGに見えるし、Simenは妙にイイ笑顔だし、みんな宇宙飛行士みたいな格好ではしゃいでます(笑)なんか文化祭でコスプレしてはしゃぐ女子とダブるんですが(笑)。やっぱりこういう楽しみに国籍・年齢・職業・性別の違いは関係無いんですね~。
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