この曲を聴け!
Royal Albert Hall: London May 2-3-5-6 2005 / CREAM
猿葱 ★★ (2005-10-13 01:27:00)
37年ぶりに娑婆に放たれた禁断の宴は
彼らの音楽の良さを改めて感じられる『精髄』のひと時であったと言えよう。
3人にとって人生の半分以上にわたって携ることのなかった
若き日の楽曲を演るにあたって、
聴く者としては多大なる期待と共に少々の不安があったに違いない。
「本当にあの時の楽曲が聴けるのだろうか…」と。
しかしながら、感じてみるとそんな心配は無用だったことに気付く。
確かに初っ端の「I'M SO GLAD」こそ、ほんの少しのズレがあったものの、
(日付が飛び飛びではあるが)かつて呼ばれていた
"スーパートリオ"っぷりが発揮されているではないか。
真正スローハンドらしさ存分にギターを掻き鳴らすエリック・クラプトン
かつての勢いを彷彿させるかのように歌やベースを主張するジャック・ブルース
そして、ときおり天を見ながら一つ一つを確かめるように重たいドラムを叩くジンジャー・ベイカー
これは決して久しぶりに集まった同窓会なものではなく、
それぞれの想いの詰まった濃密で深いライブとなっている。最高だ!
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