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In Harmonia Universali / SOLEFALD
mokusatu ★★ (2006-07-01 01:56:00)
何故こんなマイナーなバンドまで登録されてますか・・・いやいや嬉しい限りなんですけども。メンバーの片割れ・LazareはBORKNAGARにも参加してますか。
音楽的には、メタルの範囲内に収まるプログレッシブな展開に、北欧叙情満載のハモンドやパイプオルガンやサックスが乗り、さらにこれでもかとボーカルハーモニー(と呟きデス声)が歌い上げるという・・・えっと・・・メロディック・プログレッシブ・メタルだろうか・・・アメリカのマイナー・プログレ・メタルに対するノルウェー・ブラック界からの返答と言えますかね、誰も返答を期待してないとは思うんですけど。
他の作品は未聴ですが、アングラを出自としながらまっとうな音楽へ進化た感じが、絶対何か、他のバンドに例えられそうだーとしばらく思い返した結果、プログレッシブ・ヘヴィ・メタルと言えそうな立ち位置が ORPHAND LANDの3rdに近い、というか、音像は全然違って軽いんですけど、アングラな魅力がかなり消え失せて別物になっている点が似ているように思います。
悪く言うとデス/ブラックとしては薦められないんですけど、その視点は完全に間違いで、「ブラック的妖気を取り込んだプログレッシブ・メタル」が「よく分かんないブラック・メタル」として安価で投げ売られてる市場は何かが間違っているとしか思えない。
ノルウェー・ブラックの多様性を強く顕示する優れたメロディック・メタル・アルバムで、前作や次作に対する興味も尽きません。シンフォニックでも何でもないですがARCTURUSの1st、ノルウェーじゃないですがAMORPHISの2ndくらいのレベルに達しているアルバムだと思います、が、打ち込みにしか聴こえないドラムは何とかなりませんでしたか (実際そうなのか?)。

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