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Cruisin' for a Bruisin' / FATE
cozy_ima ★★ (2007-09-16 21:54:00)
私の場合、北欧ハードポップにはそれほど思い入れはない。
よって、その手の作品は、よほど訴えるものがないと、あえて
取り上げることはない。
この作品は彼らの3RDに当たる。
一応彼らの作品はデビューアルバムから最新作まで全て聴いた。
初期4枚の中で、この作品は群を抜いている。
ギタリストはハンクシャーマンでもなく、マティアス・エクルンド
でもない。モスなる人物だ。
この作品が飛びぬけているのは、楽曲の良さもさることながら
ギターが非常に印象的であることだ。
当時のこの作品に対するB誌の評価を探したがなかった。
FATEはデビュー当時は、マーシフルフェイトのギタリストのバンド
ということで注目され、そして4作目では凄腕ギタリストが加入
したということで再度注目されたが、この3作目は、私の記憶する
限り、ほとんど話題になっていなかったと思う。
そういう意味でも、まさに隠れた名盤である。
#5のような曲は、北欧のバンドがやると、ほとんどの場合、
退屈になる。しかし、このギタリストのセンスにより、
VAN HALEN並みの味わいを醸し出している。
楽曲で見れば、ラストの曲のみ弱いように感じるが、それ以外は
ハードポップナンバーとしても非常によく出来ている。
北欧ハードポップの隠れた名盤として、本作を強力に推したい。

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