この曲を聴け! 

Deliverers of Faith / CLANDESTINE BLAZE
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-03-17 19:34:00)
2004年発表の4thアルバム。このバンドは前作を聴いていたんですが、ここまでの名盤とは思いませんでした…同路線ながら曲もアルバム構成も音質もワンランク上がったのではないでしょうか。

前作も悪くはなかったけれど、この作品と比べると「まあまあかなぁ」といった印象です。特に音質はプリミティブとしてかなり良くなっていて、音の小ささが解消され、ドラムの音の抜けが良くなったのでスローな曲ではスネアの一打一打の響きが楽しめるくらい。ギターもそこまでノイジーではなく、薄めのプロダクションなのがフェチ的にたまりません(笑)

またヴォーカルは相変わらずドスの効いたかっこいい声ですが、偶に凄く悲痛に高音で叫ぶ所とかもあってこっちの表現力もかなりのもの。アルバム構成はDARKTHRONEの5thあたりをイメージすると分かりやすいかな?あれをもっと禍々しくした感じです。トレモロリフで疾走するブラックメタラー垂涎の必殺曲とドゥーミーに聞かせる曲が混在するタイプですが、スローな路線も素晴らしいです。

ちなみに歌詞カードに新聞記事の切り抜きみたいな物がたくさん載っていたので読んでみると兵士が二人の子供のうち一人を焼き殺して、もう一人に芋虫を食べさせて塩水を飲ませて吐かせたとか、ワシントンで3歳の幼児が母親に窓から投げ落とされたとか、かなり精神的にアレなものばかりでした…CDを外した所には足に物凄い傷がある写真とかもあってかなりエグいので、耐性の無い人は読まない様に(笑)

…まぁ、音楽とは良くあってると思いますが。でもあの足は痛そうで、見てると身震いしそう…

→同意