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Hellforces / MAJESTY
ガイアナ ★★ (2006-04-29 04:10:00)
初期からのメンバーだったサイドギター、ベース、キーボードが脱退。プロデューサーに同郷の大先輩・ACCEPTのステファン・カウフマンを迎え制作された06年の4th。
MANOWAR影響下のミドルテンポ系は相変わらずハイレベルで、勇壮でドラマティックな名曲がゴロゴロ。ギターが歪みを強化した音作りをしているせいか、今まで以上にタフに感じます。
大分こなれてきたようで聴き易さは一番、現時点の最高傑作と言いたいところですが、前作の大いなる魅力の一つだった鍵盤等を使って表現された繊細で叙情的な部分が引き継がれておらず、全ての点で前作より良くなっているとは言い難いものがあります。
さて、問題はMETAL SONことメタルさん。今回もやらかしてます。(特に高音部での)気の抜けた炭酸のような情けない歌唱は悪い意味で未だ健在、7曲目での足の引っ張り具合にはギャグ顔にならずにはいられません。
数曲で途中から女性ヴォーカルが代わってサビを歌うという新たな試みがなされてますが、まさか全曲そうするわけにもいかないだろうし。それはそれで情けないしね。
作品出す毎に徐々にマシになっているとはいえ...いい加減、最低でもスタジオ作ん中でくらいはマトモな歌唱を披露出来るレベルになって欲しいです。ドイツ国内ではソコソコ人気あるみたいだけど、こんなんじゃ何時までたってもメジャーになれんぞぃ。
ここへ来て、似たようなメロディーの使い回しもちょっと気になり出した。
十分良作だけど課題も多し。次作での飛躍に期待します。
推薦度:★★★
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