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To Violate the Oblivious / XASTHUR
Kamiko ★★ (2006-05-19 00:53:00)
アメリカ産1人プリミティヴブラック。
Judas Iscariotと併せて、北欧産でなくともアメリカ産顕在!と言いたい。
このスカスカなギターが深い残響音によりカオティックに響き渡る様はタダモノではないな。
以前の作品は音の洪水といった印象でカオティックな音楽性がツボだったが、今作はやや控えめになった印象、しかしそれを補填してなお余りある陰鬱な世界が拡がったと感じた。
より荒廃的で風化しそうな感じが前面に出た印象で、石化後、粉になりそうな感じがツボだ。
音圧や疾走感で攻めるブラックよりも、こういう朽ち果てた感じの世界観の方がボクは好み。
そういう意味でボクが最も好きな時期のBurzumスタイル、Filosofemあたりの音楽性に非常に近い感触。
大作主義ではないから、Filosofemほど鬱々と没頭できる作品ではないが、この陰鬱ブラック作品はかなーりイケてます。

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