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The Weight of the World / METAL CHURCH
火薬バカ一代 ★★ (2007-02-17 01:37:00)
前作『MASTERPEACE』発表後に早くもオリジナル・ライナップが崩壊。残ったカート・ヴァンダフーフ(G)と
カーク・アーリントン(Ds)が新メンバーを補充する事で何とかバンドの体制を立て直し、
'04年になって漸く発表された仕切り直しの7thアルバム。(実質は再々結成アルバムか?)
新たに加入したVoの歌唱は、デヴィッド・ウェインやマイク・ハウに比べると今ひとつパンチに欠けるものの、
取り敢えず、このバンドには似合いの声質の持ち主なので、聴いていて違和感は全くない。
そうしたメンバー・チェンジによって(主にカートが)気持ち的に若返ったのか、全体的に溌剌とした雰囲気が
漂っていているのが本作の大きな特徴で、前作に比べるとメロディの「押し」が少々弱い気がしないでもないが、
(①なんて元気になり過ぎて「躁」状態に入っちゃってます)、哀愁を帯びたサビメロが印象的な③や、
中期IRON MAIDENを思わせる⑥といった元気な疾走チューンの数々は大変魅力的。勿論、従来のMETAL CHURCH節を受け継いだ
ドラマチックな曲展開が堪能できる②④⑤、イングウェイの名バラード“DREAMING"風のヴァースが
胸締め付ける⑧のような楽曲もしっかりと収録。アルバムの完成度の高さは、相変わらず揺るぎない。
「そうか、METAL CHURCHを溌剌とさせるとIRON MAIDENになるんだ」と、気付かせてくれた意味でも重要な作品・・・か?

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