この曲を聴け! 

Agnen: A Journey Through the Dark / KEEP OF KALESSIN
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-07-08 09:20:00)
99年発表の2nd。
3rdの「ARMADA」には冗談抜きで感動し、これも探してたんですがようやく聞けました…。

やはり流動的なバンドであるらしく、リーダーのObsidian CとドラムのVyl以外は2人とも現在と違うメンバー。でもヴォーカルはかなり擦れた感じで、声を伸ばした時の邪悪さはかなりのものですし、ベースの音もクリアに聴き取れるので問題無し。

ただ、メジャーなブラックメタルバンドを脅かすほどのクオリティの高さを誇った「RECLAIM」「ARMADA」と比べると、まだまだアングラ臭が強く残っている感じ。特にノイジーな音質にそれは顕著で、ギターの歪みノイズの音圧が凄くて、最初はリフの良さがあまり分からず、「あれ、KOKなのに微妙…?」とか思ってしまったほど。

音質に慣れ、曲の輪郭が分かってくると途端に魅力的になってきましたが、普段ブラックを聴かない人にとってはちょっとした騒音拷問レベルかも(笑)。ただ、音質がクリアだったら、やはりギターがドラマティックですし、結構キャッチーなアルバムかもしれません。

この頃からKOKらしい完成度の高さは健在なので、ノイジーな音質が大丈夫な人は是非!!ちなみに後の盤で直される可能性もありますが、現在出ているものは後ろのトラックリストや歌詞カードに載っている曲順が間違っています。なんか歌詞全然違うと思ったら…

オフィにはPain Humanisedが1曲目と書いてありましたが、再生ボタンを押して歌われるのは「Dryland」の歌詞…どうやらオフィも間違ってる模様。その歌詞に「in the dryland」というフレーズがあることからして、歌詞とタイトルはちゃんと対応してるっぽいです。
歌詞から判断した、正しいと思われる曲順は以下の通り。

1. Dryland
2. As Mist Lay Silent Beneath
3. I Deny
4. Dragonlord
5. Orb of Man
6. Pain Humanised
7. Towards I Roam
8. Agnen

→同意