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Sventevith (Storming Near the Baltic) / BEHEMOTH
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-07-12 22:31:00)
1995年発表の1st。

BEHEMOTHは今までブルデス期に入ってからの曲しか知らなかったので、レビューサイトなどでBEHEMOTHは初期はブラックだったと聞いてもデス要素があるブラックなんだろうな~と勝手に思ってましたが、これはもう思いっきりコールド・ブラックですね。

Nergalなんて今の獣じみた咆哮ではなく、BURZUMを思わせるヤケクソな高音絶叫ですし音質もギターがジリジリしていて軽く、メロディも中近東系のものは無く、思いっきりブラックメタルな寒々しいメロディで本当に同じバンドなのかっていうくらい違います。でも、これはこれでしっかりかっこいいものになっている辺り才能が窺えます。

確かシェイクスピアの劇にも寒さを表すのにポーランドの冬という表現が使われていたし、ポーランドのバンドもスカンジナヴィア半島のバンド並みに寒いメロディを表現するのに向いているのかもしれませんね。Nergal自身は考えも無くファシズム的な思想に走るバンドの多いポーランドのメタル・シーンにうんざりしているようですが…。

あそこまでキー主体ではないですが、アトモスフェリックなキーボードを使っていたりドラムの音質がスタスタと軽めだったりする曲調にジリジリのギターと高音絶叫が乗る音楽性はEMPERORの1stとの共通点も少なくないと思います。このドラムの音質、実は結構ツボだったり…

「From the Pagan Vastlands」は今でもライブの定番曲らしいですし、「Hidden in the Fog」「Transylvanian Forest」も後にリメイクして発表している事からも、本人達にとっても記念碑的な作品なのではないかと思います。BEHEMOTHのファンはもちろん、デスは苦手だけどブラックは好きと言う人にも聴いて欲しいですね。ブラックとしても質の高い作品だと思いますよ。

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