この曲を聴け!
Through Times of War / KEEP OF KALESSIN
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-07-16 20:54:00)
97年発表の1st。
やはりKEEP OF KALESSINは一枚目から凄かった…。
アンダーグラウンド臭を打ち消さずに高品質なブラックメタルを聴かせるという点においては今大人気の1349なんかと共通した音楽性ですが、1349がスピードとブルータリティに重きを置いているとしたら、こっちはドラマ性とメロウさに主眼が置かれている感じ。
音質は2ndよりはマシ(慣れただけかも)とはいえ、やはりノイジーなんですが、織り込まれるトレモロリフや時折挿入されるアトモスフェリックなキーボードの邪悪な甘美さは聴き手を酔わせ、「ノイジーなものを聴いている」という認識さえ奪ってしまいそう。
Obsidian CはSATYRICONのライブギタリストと言う事ですが、あの歴史的名盤である「NEMESIS DIVINA」と比較しても劣らないくらいに、どの曲も素晴らしいです。初心者にはお勧めできない…と言いたい所ですが、EMPERORの2ndを大音量で聴くのが気持ち良く感じるぐらいにブラックに嵌まっている人にならば余裕でお勧め。
ほんと素晴らしい作品です。
しかし、この作品、かなり探しましたがdisc hellでようやくゲット…。
廃盤にはなっていないようですが、Amazonでも(今のところ)品切れ中になっていたし、disc unionで見かけたこともないです。なんでこんな凄いアルバムがこんな目にあってるんでしょう。バンド名がEMPERORやMAYHEMのようにキャッチーじゃないからにしか思えないんですが(笑)
→同意