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Tentacles of Whorror / LEVIATHAN
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2007-03-16 00:03:00)
2004年発表の2nd。
最近XASTHURやKRIEGなど、アメリカ産ブラックが話題になってますが、これも凄いですね。

まず際立っているのは音作りの上手さ。
ギターは当然ブラックらしいノイジーさがありますが、ノイジーさの質が曲によってまちまちながら、決して不快のラインを超えず、「快」の領域に留まっているのが良いです。ノイズ耐性がないと5曲目辺りは辛いかもしれませんが、ブラック好きなら大丈夫でしょう。
また、聴かせるべき所ではトレモロリフやベースのメロディもしっかり聞こえるし、ドラムも大きすぎず小さすぎず心地良い響きで、ヴォーカルも禍々しさを演出しつつもエフェクトを利用し曲に上手く溶け込んでます。音質はブラックとして完璧ではないでしょうか。

音作りだけでなく、曲の方も当然の様に良いです。
ブルータルなところはしっかり暴虐だし、メロディも叙情性、妖しさ、鬱、毒々しさなどの雰囲気を醸し出していて、ブラックとして全くソツの無い曲作りだと思います。アンビエントの要素を含んだ曲もあったりして、作風もバラエティ豊か。72分という長い演奏時間をたっぷりかけて、「ブラックとは何か」を教えてくれるかのような名作です。
とりわけ鬱パートのXASTHURにも通じる暗さや、全体を通じて一般的なブラックよりも不健康な空気感が濃いところが素晴らしいですね。マイナスなのは歌詞の読みづらさぐらい?

個人的には、聴いていると良く寝れるCD。勿論つまらないから寝てしまうのではなくて、音が心地良すぎて寝てしまうという感じ。下手すると1曲目から寝れます(笑)。ブラックメタラーならこの心地良さ、分かってもらえるのではないでしょうか。

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