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SAXON

粂蔵 ★★ (2004-01-21 01:00:00)
初めましてせーらさん。SAXON歴の一部だけは長い粂蔵と申します。
彼らの事になると黙ってはいられない性質でして・・・失礼を。
ピーター“ビフ"バイフォードはSAXONのリーダーにして看板男。初期は現在の声質を細く、鋭くした感じでした。聴くだけで圧倒される様なその気迫に溢れる歌声に、当時のKIDSはさぞMETAL魂を鼓舞された事でしょう。ソンナ彼も現在は“イイ年"なのですが、現時点の最新作「HEAVY METAL THUNDER」では、若かりし頃と同質のトンガリはありませんが、年齢からかもし出される円熟味には思わず「アニキ!」とか「よくぞココまで・・・」といった感情が込み上げて来ます。トンガリが無い?と心配する事なかれ。この最新作は過去の名曲を現メンバーで再録した物なのですが、かつてバイカーズバンドと呼ばれていた頃より疾走感&重量感を倍増した演奏です。私は再録の一部をボーナスCDとして2枚組みで販売していた「KILLING GROUND」でKOされ、現在完全制覇を目指しCD収集中です。脱線が過ぎましたが、1st「SAXON」は日本盤、つまりお店で購入出来る物は無いと思いますが、文明の利器Amazonで輸入盤が1200~2000円位で購入できると思いますので一度覗いてみてはいかがでしょうか?さすがに録音は70年代後半なので現在程の音質は望めませんが、曲はソレを補って余る程の好盤です。疾走感満点の曲からドラマティックな曲まで、彼らのアルバム中、ある意味現在の彼らに最も近い作風を持ったアルバムと思います。私は1曲目のレインボー・テーマから2曲目のフローズン・レインボウの組曲にも似た流れが大好きです。さて、ジャケは批判を恐れず申し上げるなら、“いつものSAXON"ですねぇ・・・マッタクもう。手に入れるたび「こりゃあパンピーのジャケ買いも期待出来ないよ~」と思いますが、コレが無いと思うとトッテモ寂しいモノがあります。因みに1stの見開きは・・・一見の価値アリ!です。ジャケより強烈とだけ申しておきましょう。気がつけばド長レスになっていましたので、ビフと2人唯一のオリメンにして帽子(各種あり)ギタリストのポール“ブルート"クィンについては次の機会にでも・・・