この曲を聴け! 

SAXON

粂蔵 ★★ (2004-01-30 02:37:00)
せーらさん>なんかこそばゆいですね~ ・・・というわけでサッソク本題です。
「Crusader」は、アルバム「CRUSADER」のタイトルトラックにして、彼らのドラマティックな面を代表する名曲のひとつです。思えばPOP時代もこのアルバムから始まりました。ところが、このアルバムから彼らの人気は急降下したのです。その理由として、1stより少なからず内包していた彼らのメロディアスな面を前面に打ち出し、アメリカ進出を狙った事によって、ファンに「コ、コレがSAXON?」と言わせる様な作風になったのが原因のひとつだと思います。私見としては、1曲単位では良い曲もあるのですが、ハンドルを切り過ぎたせいか、曲の練りが足らない様に思います。つまり、アルバムのコンセプトもチグハグな印象です。「DESTINY」と比較してみれば頷いて頂ける事でしょう。ただし、タイトルトラックは紛れも無く素晴しい!日本では当時~現在でもアルバム全体の印象が悪かったせいか“駄曲"呼ばわりされていますが、ソンナ事はアルバムを聴いてない証明の様なもの。欧州ファンはLIVEでこの曲を演らなかったら暴動が起きる(ビフ談)との事からも解る様に、男にしか解らない男の浪漫を勇壮にドラマティックに奏でます。雰囲気は「In The Court Of Crimson King」を男っぽくした感じとでも言いましょうか・・・この後発表したLIVE盤には毎回収録されていますので、メンバーの違いで聞き比べるのも面白いと思いますよ。最新バージョンは「KILLING GROUND」のClasick Rerecording(CD2)に収録されています。因みに「In The Court Of Crimson King」はコレの本編(CD1)に収録されています。彼らの過去と現在を包括した素晴しい作品&パッケージングです。現在の活動に自信が無いアーティストには真似も出来ないでしょう。ジャケは・・・SAXONらしいと言ったらイイのか?