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THE MARROW OF A BONE / DIR EN GREY
寝坊メタル ★★ (2007-02-07 19:46:00)
前作が良かったので購入しました。
ジャケットは、戦闘の後で家族の死体を探す遺族でしょうか?
そんな写真を昔、教科書かなにかで見たような気がします。
相変わらず、京のヴォーカルが生きています。
激しい曲でのシャウトはさらに凶悪になり、金切り声まで出しています。
歌ものでは、絶望、哀しみといった負の感情を前面に押し出した歌を聴かせてくれます。
突き抜ける激情といった感じでしょうか。あと、ファルセットが無くなりました。
それに伴い楽器隊もパワーアップしています。まだギターに難がある気がしますが、
⑤のリフは素直に良いと思えたし、とりあえず間違ったリフは弾いていないと思います。
また、前作のモコモコした音と比べると、かなり攻撃的な音になっていますね。
曲のほうはというと、①⑨⑩のような純粋な歌もの以外は、汚くてヘヴィでアグレッシヴなところが目立ちます。
前作で「これはメタルか?」と聞かれたら私は「No」と答えたでしょうが、今作の②~⑤⑪~⑬の7曲はメタル以外の何者でもないと断言できます。
また、再録された⑥⑬はかなり変わっています。とくに⑬は、非常にアグレッシヴになっており、アルバムのラストを閉めるに相応しい名曲です。
彼らは、この曲には並々ならぬ自信があったことでしょう。
全体的にメタル(ニューメタル)に大きく歩み寄ったアルバムです。
とにかくヘヴィで重苦しい曲が多く、メロディは若干引っ込んだ気がしますね。
あと、歌詞がやたらと読みにくいのが不満でした。

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