この曲を聴け!
Nightfall Overture / NIGHTINGALE
J尾崎 ★★★ (2007-05-03 21:23:00)
以前の記事が誤りでしたので修正いたしました。(2018年10月修正)
本作品は2005年に500枚CD限定で発売された10周年記念のベスト盤です。
基本的に過去のアルバムの曲を再構築・リレコーディングで構成されており、
9曲目Losing Myself がEdge Of Sanityのセルフカバー、
最終曲のBetter Safe than Sorryだけがたしか未発表曲だったと思います。
とにかくどの曲も見事な再構築具合で、しっかり洗練されたソングライティングと
分厚くなったコーラス、明瞭な録音と、BESTに恥じない珠玉のナンバーばかり。
各アルバムからしっかりキラーチューンばっかりチョイスされているので、
捨て曲なんかないし、Nightfall OvertureやGlory Daysはもはや名曲レベル。
未発表曲のBetter Safe than Sorryも上記に迫るレベルの良曲だし、
少しでも多くの人に聞いてもらいたいです。
CDは非常にマイナーかつ入手難なアルバムですが最近バイナルで再発されましたし、
デジタルであれば簡易に入手可能です。
個人的には今までに聴いてきたHM/HRのアルバムでもTOP3くらいに入ってくるかもしれない
相当お気に入りのアルバム。間違いなく棺には入れるでしょう。
もう10年以上聴き続けてます。
この後にもDAN SWANOは色んな名義で色んなアルバム出してますが、
このアルバムだけは完全に別格の雰囲気が漂っていると私は思っています。
解る方は解ると思いますが、色んな音楽に触れていると本当にごくまれに、理屈抜きで心にスッと寄り添ってくるような作品があり、「このアルバムは自分のために存在するんじゃないか?」と思えてしまうような時があります。
私にとってこのアルバムはその一つ。
爽やかさだけではない、哀愁ばかりでもない。
手の届かないところに行ってしまったものを想う様な、
若かりし頃をふと振り返りたくなるような、
はかなさのような郷愁感すら漂う。
そんなスペシャルな曲ばかりです。
このレビューを一体どれだけの人が目にするかわかりませんが、ひっそりと超絶賛・超おすすめの作品ということで記載させていただきました。
ご興味ある方はYoutube等でご試聴いただければと思います。
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