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Minutes To Midnight / LINKIN PARK
CYBERPUNKROCKERS ★★ (2009-04-04 12:43:00)
例えこのアルバムのキャッチコピーが「このアルバムがロックの歴史を変える」と記していても、ミクスチャーが薄まってしまったリンキンの3rdアルバム。僕はこのアルバムを売れてはいけないアルバムとしている。それなのになぜ売れたのか? 売れてはいけないアルバムなのに売れてしまったアルバムはレディオヘッドの『キッド・A』以来だ。ラップもシャウトもスクラッチもサンプリングも攻撃的な要素も影に潜め(打ち込み要素はちゃんとあるが少なくなっている)、バラード、ポップな要素が多くなった。1stの『ハイブリッド・セオリー』のような暴力性、2ndの『メテオラ』のような破壊力は少ない。このアルバムの攻撃的な曲はM2の『ギヴン・アップ』とM4の『ブリード・イット・アウト』とM8の『ノー・モア・ソロウ』しかない。賛否両論が非常に激しいアルバムである。次作は、ミクスチャー、暴力性、破壊力、攻撃性が戻ってきたアルバムにしてほしい。