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Diadem of 12 Stars / WOLVES IN THE THRONE ROOM
たまねぎ ★★ (2008-03-06 00:49:00)
①と②13分、③14分、④20分...と大作が目白押しの1st(2ndもこんな感じらしいです)。
静と動のパートを上手く組み合わせた展開で曲が長いながらもダレることはありません。しかし、展開より何よりメランコリーなギターのメロディを纏いながら絶叫と共に疾走するパートが本当に素晴らしいです。そこに女性Vo(これがまた儚い感じの声でいい)が絡んでくるともう堪らないものがあります。特に④のラスト。
ちなみにKeyも薄っすらと使われていますが雰囲気を出す程度に抑えられています。大自然を表現しているんでしょうね。
叙情的であり激情的でもあるドラマティック・ブラックメタル。PaganHordeさんが仰っているように基本的にはアトモスフェリックな感覚ですが、上にも書いたようにツボを押さえた、ブラッカーには堪らない要素が雰囲気ものになり過ぎない作風にしています。それでも、聴いていて大自然に惹き込こまれていくようなドラマ性を有したこの作品は凄い。非常に聴き応えあります。
それにしても、本当にアメリカのバンドだと思えない...

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