この曲を聴け! 

Nostradamus / JUDAS PRIEST
KEISHOU ★★ (2008-06-28 22:52:00)
私も、今2回目を聴き終えところですが、傑作は間違いないところでしょう。「復讐の叫び」以前は「ステインドクラス」と「インジイースト」しか持っていないいい加減なファンですが、やはり彼らも間違いなくイギリス人(それもインテリジェンスに富んだ)と再認識しました。ジェスロタルの「Thick as a brick」や「A passion play」といった1枚で1曲のトータルアルバムなんぞを思い起こしましたが、それだけイギリス人特有のインテリジェンスと感性に溢れているということなのでしょう。即効性のある曲はわずかですが、叙事詩的なミディアムテンポの曲の多くが、ドラマを感じさせてくれ、退屈など感じさせませんね。ロブのヴォーカルも中音域主体ながら、ここぞという時に彼らしいシャウトを決めてくれますし、KKとグレンのギターもスローなリフが多いわけですが、やはりここぞという時に必殺のリードを決めてくれます。更にやはり今回どうしても言及しておきたいのが、キーボードの仕事人ドン エイリーの活躍です。おそらくほとんど曲が出来上がってから、自分のパートを加えたのでしょうが、彼もイギリス人ならではのオルガン主体のウェットな音色で曲に絶妙な味付けをしてくれました。とにかく、デビューから35年前後も経過し還暦近い連中の作品とはとても思えない今年、ユーライア ヒープの「Wake the sleeper」と並ぶメタルの大傑作と再度言わせてもらいます。

→同意