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Radio Ixtlan / EWIGKEIT
Usher-to-the-ETHER ★★ (2008-06-23 22:12:00)
2004年発表の4th。
このバンド、1stが「暗黒の戦士」という邦題付きで、「ブラックメタルの新境地を切り開く」という触れ込みで発売されたりもしてますが、ここで聴けるのはインダストリアル/エレクトロゴシック色のかなり強いサウンド。変化の仕方としてはレーベルメイトのMORTIISを思わせますが、MORTIISが完全に向こうのサウンドになってしまったのに対し、こっちはサウンドの核としてメタルがしっかり残っている感じ。
打ち込みのリズムやサウンドエフェクトを多用し、サイバーな雰囲気を醸し出しつつも、全体的にはリフで押す傾向が強いし、シンセのアレンジはシンフォニック・ブラックを思わせるところもあったりします。加えて、ヴァースでデスヴォイス、コーラスでクリーンという最近のメロデス/メタルコアに近いアレンジまでやったりもしてます。ただ、普通声は平凡で、風格が足りない感じがするのはB級っぽさを感じてしまいますが…。また、リフはリズムに合わせたグルーヴ重視のものが多く、ブラックっぽさは薄めなので注意が必要かも。
このアルバム、何気にEARACHEから出てるんですよね…。デス系のイメージが強いレーベルですが、MORTIISなど意外にインダストリアルにも食指があるっぽいですね。
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