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Ultra Beatdown / DRAGONFORCE
Spleen ★★ (2009-07-07 12:25:00)
初Dragonforceがライヴで、後にこのスタジオアルバムに辿りついて聴いてみました。
「まず第一に自分達が楽しむためのアルバム」というのが印象です。
ブラストビートはさすがに無理があったかなとか、ソロが無駄に長いなとかツッコミどころは多いのですが、ふと思い浮かぶのはデイヴ以外のメンバー全員が飛びまわり走りまわるステージ風景。その様子を考えると、このアルバムは「リスナーに如何に聴かせるか」よりも「自分達が如何に楽しく走り回れるか」が先行しているように思えました。
良く言えば無邪気、悪く言えば自己満足でしょうか。見たところどの作品も賛否が激しく、彼らのスピード(ペース)について来られないリスナーはどんどん振り落とされていくようです(一旦落ちてまた這い上って来るパターンもありますが)。ここはひとつ自分も落下するまでついていってみようかな(笑)。
尚メロディですが、ほぼ全編に渡って「疾走&長尺」が基本なので緩急付けが難しいので、曲が似たり寄ったりというマイナス評価がどうしてもついてきます。しかし、上にもありましたがゲーム音楽っぽさやアジアティックさなどヴァリエーション取り入れる力はあるので、今後更に化ける可能性がまだまだあるでしょう。

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