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Death Magnetic / METALLICA
ヤングラジオ ★★ (2008-09-21 20:31:00)
「ロード」が発売されたとき、僕はメタリカというバンドは常に世間の予想を裏切る、ある意味ひねくれたバンドだと強く思った。
予想をしても当たらない・・・・・・・・・メタリカの新作の方向性を予想するのは、難しい・・・・・・きっと、それは彼らが意識して、そうしているからだと僕は思っていた。
しかし・・・・・・・・である。見方を変えてみた時、僕は気がついた・・・・・・。
実は彼らには、逆に何の計算も無いことに・・・・・・・・。
彼らの作品には、その時代の空気感が強く反映されている。言い方を変えれば、時流のエッセンスが「無意識」に取り入れられてる。「だから、同じ路線が続かないのである。」
この新作、実は前作の「セイント・アンガー」にすごく似ている。「セイント・アンガー」の楽曲から、コマーシャル性を排除し、原曲のアグレッシブさを残し、敢えてコンパクトにしなければ、こうなったのではないかというぐらいに似ている。
結論を言えば、やっぱり評価に難しい・・・・・・・・やっかいな作品である。
時流に迎合はしないが、意識してそれを完璧に無視するわけではないという、基本スタイルは変わらない。
どうせ新作出したって、売れないだろ・・・・・・・という、開き直った感は、すごく強く感じる内容である。
個人的には、もっと泣きやメロディーがあっても良かったのではないか・・・・・・と思ったりするけど、決して駄作とか出来が悪いとは思えない作品である。
うーん、難しい・・・・・・。

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