この曲を聴け!
The Hidden Fortress
いおっみ ★★ (2008-11-27 04:57:00)
本作は「オーディエンス録音のブートレッグ」だ。
それがどういった種類の物か理解のある人だけに読んでいただきたい。
「DOWN TO EARTH」の来日6公演のうち、3日連続の大阪フェスティバルホール(5月13~15日)を記録したブートレッグ。東京武道館の翌日からの3日間だ。
オーディエンス録音としては音も演奏も恐ろしく良い超名盤だ。
2枚×3日間=6枚組であり、3日間ともセットリストは同一でコンサート全編が録音されている。
CD 1/3/5
1. Land Of Hope And Glory / 2. Over The Rainbow / 3. Eyes Of The World / 4. Love's No Friend / 5. Since You Been Gone / 6. Man On The Silver Mountain / 7. Catch The Rainbow
CD 2/4/6
1. Don Airey Keyboard Intro. / 2. Lost In Hollywood / 3. A Light In The Black - Ritchie Solo - Beethoven 9th / 4. Don Airey Keyboard Solo / 5. Cozy Powell Drums Solo / 6. Ritchie Blackmore Solo / 7. All Night Long / 8. Blues / 9. Will You Still Love Me Tommorow / 10. Long Live Rock'n'Roll / 11. Kill The King / 12. Somewhere Over The Rainbow
正直に告白しよう。このライブがRAINBOWの頂点だ!
どちらかと言うと私はDEEP PURPLE派であり、「DOWN TO EARTH」の熱烈なファンでもない。グラハム・ボネットよりロニー・ジェイムズ・ディオを愛している。
だが、この来日公演だけは別格中の別格、完全にノックアウトされた。
DEEP PURPLEの「LIVE IN JAPAN」に匹敵する名演と言えば分かってもらえるだろうか?
(あくまで演奏面の話だ。流石に音質面では正規ライブ盤とは比較にならない)
他にもグラハム・ボネット在籍時のブートレッグを漁ってみた。いくつかの有名なサウンドボード、高音質で鳴るストックホルムやデンマークのライブ、伝説のMONSTERS OF ROCK……いずれも素晴らしかったが、やはり本作を越える物ではなかった。
もし6枚組というボリュームを恐れるなら(その気持ちは当然だ)、同じ来日公演の武道館ライブ「GIGANTIC EXPLOSION」から聴いてみるのも良いだろう。そちらはライブ1回分の2枚組だし、本作の前日に当たるだけに演奏も甲乙付けがたい素晴らしさだ。
なお、本作には「THE HIDDEN FORTRESS」「THE HIDDEN FORTRESS DEFINITIVE EDITION」の2種類があるが、音質面で少々違いがあるものの大差はない。どちらか一方でも構わないだろう。
まずはこの傑作ライブを実際に聴き、それからどれだけのめり込むか決めればいいだけの話だ。
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