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Peace Through Superior Firepower / CRADLE OF FILTH
Spleen ★★ (2009-01-11 23:18:00)
'05年発売(国内盤は'06年)のパリでのライヴを収録したDVDです。
「ダニの声が劣った」「ダニが太った」等のネガティヴな意見を事前によく聞いていたのですが、蓋を開けてみればとんでもなく質の高いライヴでした。幕開けに「Gilded Cunt」持ってきて、高音ダニシャウトで「Cunt!!!」連発ってあたりでもう最高です。ガーゴイルに扮したダンサーが出てきたり、妙に手作り感溢れる巨人が出てきたりと視覚的にも楽しく、その場でステージを観ている気になりました。もちろん実力の高いクレイドルのこと、それらがただの演出で終わらないばかりか、それぐらい派手にやってこそ彼らと思わせてくれます。
ただ一言言わせてもらうと、「Nymphetamine」でサラがリヴのパートを歌うのはちと無理があったかなと。もちろんクレイドルにおけるサラの貢献度はとても高いんですが、原曲にあったイノセンスは残念ながら出ませんでした。それでも好きな曲なので、来日した際には是非歌って戴きたいです。
尚、ダニの声ですが、確かに中盤に高音域が細くなって「喉大丈夫かーー??!!」な瞬間もありましたが、あれで劣ったとは思えません。体形に関しては……残念ながら否定できません(笑)。シースルーな服を着ちゃってるだけに、腹がだらしないのがバレてます。でも親バカならぬファンバカで、それすらプクプクしてて可愛く見えてしまいました。
この他にPVやフォト集やサイン会の模様が収録されてますが、必見なのはスタジオやツアーの模様を映したドキュメンタリーです。
……何なんだ彼らのいい齢こいたクソガキぶりは。合間合間にアホみたいな映像挟んでくるし、そうでなくても仲間内でふざけまくってます。インタビューでは真面目に語るダニも、メンバーやクルーといると完全に悪ガキです。
もう大好きですよ、こういうインテリジェントなバカって。

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