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Crystal Children / DAZZLE VISION
Usher-to-the-ETHER ★★ (2009-07-20 19:46:00)
2008年発表の3rd。
「記憶とゆう無限の光を放つ美少女」
…これは帯コピーからの引用ですが、さてどこから突っ込んだものやら(笑)。
確かにヴォーカルの人は美形ではあるけど…それを自分で言うとちょっと滑稽かも。
…最近、メタル/ヘヴィロック的な音像にポップスや歌謡曲の影響を受けた歌メロを入れた
バンドが増えている気はしますが、他のバンドと比べるとこのDAZZLE VISIONは「ポップ性」の
強さが段違い。曲によってはバラエティ番組のエンディングテーマになったり、音楽番組の
特集でプロモが流されたりしても何の違和感もなさそう。確かに悲壮感の強い曲もありますが、
ゴシック的な絶望感ではなくて…失恋ソングの悲しさをデスヴォイスで強めたという感じで、
(デスヴォイスに耐性があれば)かなり受け入れやすいと思う。
ヴォーカルの歌い方もメタルシンガーというより、浜崎あゆみさんや倖田来未さん辺りの
ポップス系シンガーに近い感じですし、普通にカラオケに配信されたりといった人気ぶりも頷けます。
でもポップ性の高い音楽性だからこそ、ヘヴィな演奏やデスヴォイスといった要素も
より際立って聞こえるんでしょうね。デスヴォイスもまあまあ迫力があって、悪くないと思います。
ちなみに、このバンドはゴシックの文脈で語られることも多いようですが…これ聴く限りでは
ポップスの世界観をヘヴィロックの手法で表現してる感じで、全然ゴスな感じはしません。
…バンドのキャッチコピーに「美少女」という単語を使ってしまうような、ナルシスティックさが
「ゴシック的」なんだったりして…。

→同意