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Endgame / MEGADETH
naosuke ★★ (2009-09-29 10:44:00)
(↑誤送信…すみません)
マイスペで流しで全曲聴いてようやくゲット!!
確かに攻撃的で、ムステインのリフメイカーとしての才能がまだまだ枯渇してないことを証明するかのような作品ですね。
コンパクトかつ鋭いリフ主体の楽曲が多く、シリアスな統一感を感じさせるという意味でも「cowntdown to~」に近いですけど、そこに同アルバム前の弾きまくり感、同アルバム後のグルーヴ&メロディ感を足した感じで、集大成的色合いが濃く、多くのファンが納得する出来なのは間違いないですね。
ただ、「rust in~」以降の3作が自然な進化の中で生まれた傑作だと思っている私にとって、多かれ少なかれ意図的に感じられる本作は傑作(名盤)とは言い難いです。
また、復活後のMEGADETHがMEGADETH=ムステインだとしたら、前述の個人的傑作3作はMEGADETH=ムステイン+各メンバーの個性(化学反応)だと思います。化学反応が生んだ傑作だと思うのです。
エレフソンの一聴は地味だが実はセンスのいい軽快なベースライン、ニックの独特な引っ掛かりのある手数・足数の多いドラミング、そしてなんといってもテクニカルだがメロディを口ずさめるマーティのソロ。
今のMEGADETHの他のメンバーは、ムステインを支える上手さはあっても、化学反応を起こす程の個性は残念ながら無いです。
特に、今回のようにリフ主体の攻撃的な曲になればなるほど、教科書どおりのドラミングに物足りなさを感じてしまいます。
新Gも上手いですが現代的な早弾きで味気なく、皮肉なことにムステインのソロのほうが耳に残る結果になってます。(今回のムステイン、ソロすごく頑張ってる!)
アンディ・スニープの音も「良い音」以上でも以下でもなく、MEGADETHサウンドにベストマッチとはいえないような気が…。
個人的には、古い人ではニール・カーノン、新しい人ではトゥー(トゥエ?)・マドセンあたりの方が合うような気がします。(っていうか聴いてみたい!)
色々書きましたが、それでも現在のMEGADETHに望める最高のものを提示してくれた好盤・力作と評価したいと思います。
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