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SEX PISTOLS
すなお ★★ (2008-07-21 03:47:00)
どっぷりハマったピストルズ。
今思えばむしろピストルズ自体が当たり前にファッションパンクだったわけだ。
ただアルバム自体のクオリティが低かったかと言われればそうではない。
しかしいろんなバンドを聴くとこれがパンクなのかは結構微妙なトコだ。
音なんかも結構ハードでかなり作りこまれてる。
それは彼らが所謂偶像、操り人形のようになっていたことの表れでもある。
しかしもちろんジョンはそのこともわかってたし、その上でジョニーロットンという人物を自ら演じながらもそのジレンマに悩まされ、かつその葛藤や怒りは捻くれ、歪んだ形で歌詞やステージングにぶつけられていった。
シドはたぶん何もわかってなかった。
他二人は全部わかってながら楽しんでただけ。
ピストルズが別格だと思うのは、彼らが純粋なバンドでは済まされない存在だったからだ。
メンバーはじめマルコム、ビビアン、その他その周りを取り巻いてた人、さらにそれに振り回されたキッズ、大人、すべてのエネルギーがぶつかり合い、ショーさながらのムーブメントとなったと思う。
ただその中で生まれたものが無価値なものだったかっていうと、まったくそんなことはなく。それは周知の通り。
つまり音楽だけで彼らを評価するのも難しいのである。

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