この曲を聴け!
This Is Thirteen / ANVIL
火薬バカ一代 ★★ (2010-05-04 17:20:00)
映画『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』を見た帰りに思わず購入してしまった
ANVIL13枚目のアルバム。(考えてみりゃ彼らの作品を購入したのは90年代以来、実に久し振りだ)
で、現在。映画のDVDはほぼ毎日のように視聴しているのだが、本作を聴き直す機会はあまりない。
↑上のお二方が仰られている通り、ANVIL作品としての完成度は「並」レベルだし、いくら『THIS IS THIRTEEN』たって
全13曲収録は詰め込みが過ぎるでしょう・・・ってのが正直な感想で、映画の反響がモチベーション的にも
制作環境的にも反映されるであろう、次作『JUGGERNAUT OF JUDGEMENT』こそ真の勝負作かな、と。(期待期待)
とは言え本作が救い難い駄作かっつーと、当然そんな事はなく、現代版“FORGED IN FIRE"といった趣きの
ヘヴィなアルバム表題曲①や、よく歌うGが印象的な疾走チューン⑥、映画の中で劇伴として使用されていた⑫⑬辺りは
なかなか聴き応えがあるし、何よりのトピックは、劇中において「幻の楽曲」として語られていた
“THUMB HANG"がボーナス・トラックとして収録されている事。先だっての来日公演でも披露されていた、
彼らのBLACK SABBATH愛が伺える、このドゥーミー且つ劇的な名曲が聴けるだけでも本作は購入する価値有り。
ANVIL13枚目のアルバムとしてよりも、映画のサウンドトラックとして楽しめる1枚かな。
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