この曲を聴け! 

Alright! / BOGDAN RACZYNSKI
Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-05-21 19:00:00)
何枚目かは分かりませんが、07年発表のフルアルバム。
以下エレクトロニカをほとんど知らない、単なるULVER好きの感想です(笑)。
裏ジャケのゴキゲンなコメント通りの、めっちゃハイテンションでダンサブルな
エレクトロニカ作品で、ULVERのRemixでそのぶっ飛んだポップ(?)感に惹かれた人でも、
一発で気に入りそうな感じ。もし私が恋愛系のシミュレーションゲーム(ギャルゲー)を
制作するんだったら、デートのプランを入力する画面ではこんな感じのリズムの曲を
使いたいですね(笑)。聴いてると妙にワクワクと浮き足立った気分になるというか、
良い事がある気がしてくると言うか。
もちろん、リズムだけでなく、その上に乗るサンプリングやキーボードなどもかなり賑々しい
雰囲気がありますね。比較対象として、アイドル系のポップスを持ち出したくなる程に、
カラフルな音。ただ、一般的なポップスと比べると大分色彩感覚がイカれている感じがしますが(笑)。
普通にキャッチーなメロやムードのある音も使ってますが、1曲目から「欽ちゃんの仮装大賞」
の得点風の音でメロディを奏でてたり、やっぱりぶっ飛んでる。
こう言っては失礼かもしれませんが…これだけカラフルな音でありながら、ヒットチャートを
聴いて過ごしているような非音楽ファンには全く無用な音であることはある意味凄いと思う(笑)。
一見ハッピーですが、摂り過ぎると体に悪い系ですよ、これ。眠れない時に、こういう
打ち込みのリズムでトリップしたら寝れるかも…と思って聴いてたら、妙にテンションが
上がってしまい夜明け間近まで眠れなくなってしまいました…。
比較対象としてAPHEX TWINなどが挙げられてる通り、普通のメタラーには敬遠されそうな
音ではありますが…ULVERやMANES、THE 3RD & THE MORTALの脱メタル作、WHENや
BOGUS BLIMPSなどのJester関連のアーティストなどを聴いている、調教済みの
ブラックファンなら、何の違和感もなく聴けると思う。特にWHENの壊れ気味なポップ感が
好きな方にお勧め。個人的にはこういう音、結構好きだったりします。

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