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Single Ticket to Paradise / HEARSE
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-06-15 18:40:00)
2009年発表の5th。
限定盤はライブ5曲(+α)、PV1曲、フォトギャラリーを収めたDVD(PAL方式)付き。

【CD】

メロデス的な煌びやかさと、ブルージーな泣きを込めて弾きまくるリードギター、基本グルーヴィながら時折デス本来の(或いはブラック的な)禍々しさを強く垣間見せるリフ、泥臭いデス&ロール的なグルーヴで、自然と体を動かしたくなるリズム…と、安心していつものHEARSEブランドが楽しめます。
2曲目のラッパ風コーラスや、7曲目の中間のインスト部など、メロデスを代表するようなバンドでは演らないであろう、味のある展開が聴けるのも、個人的にはポイント高いです。

そして我等がJohan Liivaは今作でも頑張ってます。
いつものドスの聴きまくった咆哮からハードコア的な地声交じりのがなり、ARCH ENEMYの3rdで見せたような激情を込めたデスヴォイス、地声が全く分からなくなる程の歪み声…果てはノーマルヴォイスによりメロディを歌ったり、ゴシックなムードの中で語りを入れたりなど、今までの活動の集大成とでも言うべき力の入れよう。
一枚を通じて、表現力の高さを見せ付けてくれます。ただ、色々な表現方法を試すヴォーカルも相まって、全体的に前作よりも暗黒風味が減衰してる感があるのが、気になると言えば気になりますが…。

しかし、ARCH ENEMYのレビューではJohanを支持する声も根強いというのに、発売から結構経った今まで、この作品のレビューが投稿されていないというのは一体…。他の作品のレビューも、まだ多いとは言えないですし。ARCH ENEMYのブランドにこだわらないのであれば、メロデス好きなら試してみてもいいと思うんですが…。
表現方法は違えど、こちらも質は素晴らしく高いですよ。

【DVD】

漸くPAL方式が見れる環境が整ったので視聴。
まず驚いたのは、Johanがかなり長身である事。以前のアー写と比べると大分逞しくなってる印象もあるし、メタルのフロントマンとしてかなり存在感があると思う。ちょっとした見栄の切り方とか、体が大きい故に凄く様になってる。パフォーマンスもスタジオ盤以上で、特に冒頭のデス声での高笑いとか、「コンテンプレイション!!…りゃりゃりゃりゃりゃ」のタイトルコールとかが、個人的には痺れるポイントでした(笑)。
「Dominion Reptilian」なんかは、オリジナルでのサビ部分のヴォーカルエフェクトが無くなり、生々しくなってる分ライブ版の方がかっこいいと思う。

でもJohanのステージング、メタルヘッドとして貫禄のあるパフォーマンスの中に、時々アングラ劇の演者みたいな、妙な動きが入ってる気がする(笑)。格好も黒尽くめ(しかも漆黒じゃなく濃い灰色っぽい)の長袖で部屋着みたいだし、ライブ終わったらホテルの部屋でその格好のまま寝れそう(笑)。
ライブハウスであの格好は暑いと思うんですが、髪で顔半分隠してる事も多いし、肌を見せるのが嫌いなんでしょうか。正直、Johanに好意的でない人が見たら「怖い」と思うのは無理ないかな…とも思う。
私は動いてる彼が見れるだけで嬉しいですけど。

Johanとは対照的に、半袖、半ズボンで昇天寸前の恍惚とした表情でギターを弾きまくるMattias、笑顔でグルーヴを刻むイケメンMaxなど、他のメンバーのパフォーマンスも見所。
しかし、このライブ見てると、エクストリームメタルバンドとは思えないくらい、優しそうな面子が揃ったバンドですよね(笑)。打ち上げとかで酒呑んで暴れたりとかしなそう。

他にもセピアの風景とバンドの演奏を組み合わせた「Sundown」のPV、およそデスメタラーには見えないレコーディング時のJohanや、無駄にセクシーな(笑)イケメンMaxの寝姿、ライブ風景などを収めたフォトギャラリーもあり、ボーナスというには盛り沢山過ぎる内容。V系ならこれで4500円とか取りそう(笑)。
ただ、「Sundown」のPVは冒頭でJohanが口を閉じてるのにシャウトが聴こえたり、微妙にチープ。ファッションはライブ時より普通にかっこいいんですが。

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