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Resurrection / GALNERYUS
火薬バカ一代 ★★ (2010-07-04 23:03:00)
何ゆえ小野正利がGALNERYUSに加入したのかは知る由もないが、FORTBRAGG以来、十数年振りに
本格派HMバンドの一員となった彼が自慢の喉を披露してくれるというならば、こりゃ聴かずにおらいでか!
と慌てて購入に走ったGALNERYUSの6thアルバム。で、結論から述べさせて貰うとこれが非常に素晴しかった。
このバンドの事は「ギター・ヒーローを擁するバタ臭い様式美系HMバンド」だとばかり思っていたのだが、
どっこい本作で聴くことが出来るのは、時にJ-POP的なポップ・センスも垣間見えるメロディック・メタル。
それでもクオリティは十分に高いうえに、この路線だからこそ、長らくポップ・シンガーとして
キャリアを積んできた小野の歌唱もズバリはまっている。声域/声量/表現力の豊かさはFORTBRAGG時代の比ではなく、
何より、澱みなく真っ直ぐに伸びていく彼のクリアなハイトーンVoは相変わらず絶品。
そんな小野の伸びやかなVoと、テクニカルで歌心に満ち溢れたG、そしてイェンス・ヨハンソンを彷彿とさせる
Keyといった、このバンド最大の武器が高いテンションを保ってドラマティックに疾走する②③⑩辺りの楽曲は、
現在のGALNERYUSの充実振りが否が応にも伝わってくる怒涛の名曲。これで本編に(↑上の方が仰られる通り)
“YOU'RE THE ONLY"級のバラードでも収録されてた日にゃ、号泣してたかもしれませんよ。いや、ホント。

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