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BLACK SABBATH
エビフライ ★★ (2005-02-05 19:04:00)
オリジナルサバス(一々オリジナルって頭に付けるのも面倒なんだけど)程
オリジナリティに溢れていたロックグループって、そう簡単には見当たらない。
自分にとっては「黒い安息日」から「ネバーセイダイ」までが「ブラックサバス」
だ。「好き」「嫌い」は別にしても初期のサバスの正に「ブラックサバスと言う
ジャンル」の唯一無二のオリジナリティを認めない人は居ないはずだ。
オジーのソロでもVoが目まぐるしく変わってしまった「ブラックサバス」と
言う名のトニーアイオミスーパープロジェクトでも、ライヴでのハイライトは、
その当時の曲よりも「パラノイド」であり「アイアンマン」であり
「黒い安息日」だったはずだ(少なくとも自分にはそうだった)。
しかし初期サバスの「聴くものを選ぶオリジナリティ」が嫌いだ、と言う人が
居ても当然だと思う。そう言う人が「ヘヴンアンドヘル」や「ヘッドレスクロス
」が素晴らしいと思うのも良く解る。実際オジーが脱退した以降の
トニーアイオミスーパープロジェクトも、勿論HR/HMとしてのレベルは
最高のレベルであった。
自分的には「ティール」が大好きだった。アルバムのコンセプトも素晴らし
かったし、何と言っても故コージーパウエルの壮絶なドラミングが凄かった。
あの「レインボウライジング」を遥に超える「様式美サウンド」だった。
しかしこのアルバムが「ブラックサバス」の代表作だ、と言えるかどうかは
考える余地もない。「ヘヴンアンドヘル」「ヘッドレスクロス」等も
しかりである。
思えば「オジー」「トニー」「ギザー」「ビル」とよくもまあ凄まじい4人が
集まったと思う。自分にとっては、この4人のサウンドこそが
「ブラックサバス」だ。それ以外のサバスはトニーアイオミスーパープロジェク
トとして聴けば最高のブリティシュハードロックだと思う。
しつこい様だが、自分はオジー脱退以降のサバス(一応)愛聴者を否定しない。
何故なら「ブラックサバス」と言う鋼鉄の棺桶を引きずり続けて来た
トニーアイオミを否定する事になるからである。
→同意