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TERRA ROSA
SEVEN OF NINE ★★ (2003-03-09 15:36:00)
日本の様式美といわれるジャンルで、テラローザを超えるクォリティのバンドは未だに登場していない。多分、今後も登場しないだろうと思う。
ほとんどの日本の様式美バンドは、イングヴェイみたいなギタリストを擁するだけでセンスが悪く大袈裟で滑稽な楽曲しか作れないが、テラローザだけは良質の楽曲を創作する力を持っていた。Voが女性という点で偏見を持たれる人も多いようだが、聴いてみると全くそれを感じさせない。
アマチュア時代のテラローザは良質の楽曲を作り出すことに集中していたせいか、音楽的対立でメンバーチェンジが多かった。また、テラローザに加入できるメンバーにも、テクニック以外のセンスを多く求められた。しかしメジャーデビュー直前の三宅庸介脱退で、急遽鈴木広美を緊急加入?させた所から楽曲のクォリティが下がり始め、そこいらの様式美バンドと変わらないクオリティになってしまった。(今井加入により多少持ち直すが。)
オススメは、テラローザ本来の魅力がたっぷり詰まったデモテープ集「PRIMAL」と、インディーズ時代の名盤「THE ENDLESS BASIS」の2枚。
アマチュア時代のテラローザは、足立祐二、島祐之、三宅庸介とまさに名ギタリストの発掘場所だった。3人ともテラローザ参加時は10代という若さだ!最も知られているのは、日本のハードロックギタリストでは高崎晃に次ぐ影響力を与えた足立祐二だが、島祐之のカリスマ性はその後の活動で地味ながら知られている。三宅庸介はジェフベックのようにギターの探求が尽きない。
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