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THIN LIZZY
お爺のズボン ★★ (2005-02-05 22:33:00)
BLACK MURDERさんの書き込みに触発されて,私も書いて見ます。
70~80年代,日本でHM/HRの下手ウマ・ボーカリストの代表例に
挙げられることが多かった,Philip LynottとOzzy Osbourneですが,
これは2つ要因があると私なりに考えています。
彼等は本当に素晴らしいボーカリストで,ライブを見ると全身を共鳴
させて歌っていることが分かり,人間の体って楽器なんだよな~と
思わせてくれます。これは,稀代の名ボーカリストに共通する事ですね。
そんな彼等の評価が何故日本では低いのか。
ひとつは,当時のレコーディング技術の低さでしょう。HM/HRが生まれて
間も無かったためか,ギター・サウンドに重きをおかれ,ボーカルの
表現力は優先度低かったように感じます。そのため,安定な声量が合り
ギターに呼応してシャウトするボーカルが人気があったのではないで
しょうか。
それから,当時の日本では,彼等の素晴らしさを堪能できるライブに
足を運べなかったことも原因ではないでしょうか。かく言う私も,
Thin Lizzyにはまったのは,リアルタイムで最初に買ったBLACK ROSE
からではなく,LIVE AND DANGEROUSからでした。
80年代中頃以降は,録音の技術も進歩し,日本にも多くのアーチストが
来日するようになり,HM/HRのボーカリストの表現力も多彩になり,
多くの人たちが実力通りに認められるようになったと感じます。その
恩恵を大きく受けているのは,DFと言うバンドのJEだったり,Mという
バンドのJHだっりすると思うけれど,今のOzzyもそうか。
しかし,しかし,こんな理屈をこねなくても,私はMotörhead大好き,
Iron MaidenはPaul Di'Annoが歌う最初の2枚の方が好きだし,最近では
The Darknessに夢中です。やっぱレコード聴いた時の最初の印象と
聴く人の好みって大切なんですかね。最後はまとまりがなくなりました..。
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