この曲を聴け! 

A Change of Seasons / A Change of Seasons / DREAM THEATER
minato ★★★ (2004-11-09 19:08:28)
聴き始めた当時、結構プログレに慣れてきた。なんて思っていたけど、この曲は非常に厄介だった。今では大好きな曲のひとつだが。
一言で言うと、実に壮大な曲。息をつかせる暇もなく、曲調を変化させてゆく。あまりの素晴らしさにため息をついていると、その隙に曲が終わってしまうだろう。そしてリスナーにリピートボタンを押させる。この曲を聴いた人はみんな、そうやって深みにはまってゆくと思う。
Ⅰ.The Crimson Sunrise ☆☆ インスト。壮大だ。長い23分の曲のイントロとして申し分なしの素晴らしさ。名曲です。およそ4分半。
Ⅱ.Innocence ☆☆☆ サビのコーラスが印象的なバラード。ラブリエの、透明感のあるVoが最高に綺麗。彼の歌唱を、このⅡだけで堪能できるかもしれない。
Ⅲ.Carpe Diem ☆ アコースティックな曲だ。後半はややハード。このあたりのベースがカッコいい。
Ⅳ.Darkest Of Winter ☆ テクニカルなインスト。前半はちょっと退屈。それでも後半には悶絶。良すぎ。…すごく長い。
Ⅴ.Another World ☆☆☆ これこれ!私はこれにやられた。ラブリエのVoの切ないこと、悲しいこと、メロディの素晴らしいこと。良質なバラードだ。中盤でぺトルーシのとてつもないギターソロが入ります。実に見事だ。
Ⅵ.The Inevitable Summer ☆☆☆ インスト。前半はちょっとだれる。後半は唯一の疾走。ガリガリのへヴィなギターリフと、美しいキーボードソロの見事なコラボレーション。この曲のクライマックスである。死ぬほどカッコいい!!
Ⅶ.The Crimson Sunset ☆☆☆ グランドフィナーレだ。名曲、"Hollow Years"に勝るとも劣らない最高のメロディ。コーラスもいい。☆が四つでも少ないくらい。
ちなみに、歌詞カードに載っていないコーラスの部分は、(Gather ye rosebuds while ye may)と歌っている。「バラの蕾は摘めるうちに摘め」と言う意味。
このⅦを迎える度にいつも思う。「あ、もう終わりか」
42分の大作、"Six Degrees Of Inner Turbulence"も大好きな曲ではあるが、この曲とはまるで次元が違うと思う。
私を含めて、すぐにこの曲を理解できる人などいないはずだ。
だからこそ聴き込んで欲しい。そして、彼らの渾身の一撃を受け、心の底から感動して欲しい。
LIVE SCENES FROM NEW YORK のラストでこの曲をプレイしているが、ほぼ完璧だった。流石!すごい!しかし…三時間あまりの演奏の後にこの曲をやるとは…。ファンとしては嬉しい限りだが、あまり無理しないで欲しい。(特にラブリエ。彼は一応人間なんだから。他の四人は化け物だけど)
一生ついてゆくつもりなので。

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