この曲を聴け! 

陰陽座
ばい(by) ★★ (2004-12-10 19:15:00)
・というわけで、行ってきました。う~む、他のファンの方たちと若干の温度差を感じつつ会場&開演を待つ身(苦笑)。演奏中もそうなんだけど、もうちょっと節度のある行動、とれないものかなあ・・・
・恒例の陰陽座コール、何故か乱れまくり(わはは)。アリーナ真っ二つにして見事に割れてました。さながら源平合戦の如し。協調意識薄かったですね何故か。
・1日たって思い返してみると、今回の千秋楽は、陰陽座にとって“2004年の集大成"というよりは“全国ツアー〆&打ち上げ御礼ライヴ"という位置付けだったのではと推測。セットリストに大作系は皆無といっても良い程。全曲がストレートかつシンプルな陰陽座の重金属曲でした。故に、斗羅のドラムが存分に堪能できる曲をやってもらえず、個人的にはちょっぴり残念でしたけど(ほぼセッションドラマー的な扱いでした 苦笑)、ライヴの形態に関しては、これはこれで納得。あえて五人という事にこだわり、組曲は第一幕のみ演奏するという瞬火の心意気にも胸が熱くなりました。
・あーっ!煙々羅の狩姦ギターさえ音割れしなければっ!! あと、黒猫のコーラス部分はインチキだった模様(凹)
・有言実行で兜を締めて参戦したわけですが、収穫は多かったです。バンド結成当時から既に確固たる技術を身につけ、これ以上進化することは無いだろうと(僕が勝手に 汗)思っていた黒猫。さらに歌唱法を変えていたので驚きました。前回までのライヴでは、わりと張上げ系のメタルチックな声で楽曲に迫力を与えていた様に思えたのですが、今回からは、歌用に“声を作る"ことをせずに、完全に地の声で勝負していました。その影響からか、各楽曲から臭味が無くなり、メロディラインがより福与かになった様な気がしました。その唯一無二さをさらに確固たるモノにしつつあります。凄かったなあ!!
・歴史を重ねるにつれ、各楽曲のクオリティがどんどん高くなっていく陰陽座ですが、それらをライヴで演奏する時に、一部ライヴの醍醐味的なアグレッシヴさが失われつつあるのは否めません。ショウも中盤までは両ギタリストも黙々と己の演奏に耽っている御様子で(DVD収録を意識してなのか?)、なるべく丁寧に演奏しようとしている印象がありました。そこへきて第二の驚きが。過去の曲に“ロックンロール"のフィーリングが出てきたんです! 招鬼のサイケデリックなワウのアプローチもたっぷりの油がのっていて素敵でしたし、各々の持ち味を生かした“遊び"が、良いグルーヴを作り出していました。正直、ショウの中盤までは、ライヴのノリを観客の声援や熱意によって作り出している感がありましたが、終盤からアンコールにかけては、パフォーマンスの激しさが演奏にも如実に現われていて、自然と身体がノリを捉えていました。シメるところはキュキュッとシメて、ロックするところは大いにロックする。技術だけでは決して踏み入ることの出来ない領域へ、陰陽座は手をかけつつあることを実感しました。昨今の作品から消えつつあるメタルのニュアンスも、ライヴでは充分に感じることが出来ました。誤解を恐れず言いますが、彼らが演奏しているのは間違い無く重金属(ヘヴィメタル)です。
・河童踊り体操は若干引いてしまったのだけれど(謝)、“醒"をそこそこ大人しく聴いていた観客が、“睡"のイントロに入った途端、凄い力で最前列に向けて押し寄せてきた時・・・・狭間で痛かったけど、ちょっぴり嬉しかったなあ♪ そうだよな。そうなんだよな。
・転がってきたスティックを拾えました☆ 長文失礼しました。
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