この曲を聴け! 

LIONHEART
HIGASHI ★★ (2003-01-05 23:18:00)
≪DENNIS STRATTONの夢の続き≫
正月は過去を振り返るには十分な時間がある。僕はその時間をDENNISの軌跡を追うことに費やしていた。そんな中でまだ彼の中に納得のできていないミュージシャンシップがくすぶっているように感じた。
彼は数多くのバンドにその身を投じ、いろいろなミュージシャンシップを発揮してきた。そんな中、彼が最も理想とする彼の音楽は間違いなくLIONHEARTの中にある、っと断言できる。彼が最も愛するのはアメリカンタイプのライトでポップな分厚いコーラスを多用する音楽で、それを彼はスティーブとロッキーとの3人で体現することに非常に満足していたように思われる。しかし彼が納得してこのバンドの大団円を迎えたとは、後述のインタビューでは到底受け取れない節が多々ある。むしろ彼の中ではやり残してことがあまりにも多いのと、ロッキーとスティーブとの間のケミストリーにまだまだ深い魅力に取り憑かれているように感じた。
そんな折り、ラジオで聴いたプレイングマンティス解散の知らせ。確かにいいバンドではあるが、彼にとってはトロイ兄弟とのケミストリーではやはり満足できなかったのではないだろうか。
00年発表の“NOWHERE TO HIDE"のライナーノートで伊藤氏はこう書いている。
『デニス本人は「METAL CRUSADE'99」でのLIONHEART復活も視野に入れていた。このLIONHEARTの復活もいつか実現することになるかもしれない』
とある。
今更彼らがたとえ再結成しても何も起こらないし、何も起こせないだろう。しかし人の人生で、芸術の分野に置かれている人間が不完全燃焼を感じる時、再び自己実現しようとする衝動を止めることができるのであろうか?
幕末の偉人、吉田松陰は自己実現の達成に対しこう表現している。
「かくすれば、かくなるものと知りながら 已むに已まれぬ大和魂」
国こそ違えど思うことはこれが核心ではないか、と勝手に推察する。
もしあなたが夢の続きを追い続けるなら、思うがままにしてほしい。そして悔いのないメンバーで悔いのない作品を聴かせてほしい、と一ファンとして思っています。
この話が一ファンの正月の夢と消えるか現実となるかはいづれわかるでしょう・・・
では朗報を期待しています。

→同意