この曲を聴け! 

DIR EN GREY
Usher-to-the-ETHER ★★ (2003-11-06 06:17:00)
え~、今回は物凄い勢いで、それこそ京さん並の毒舌でいかせて頂きます(笑)。

私はディルの歌詞が判らない人って、大きく分けて「感受性が違う人」か、「頭の悪い奴」だと思うんですよ。前者が大多数だとは思いますが、ホントに厄介なのは後者ですね。
例えば、「ザクロ」なんてつまるところ「リストカット」を題材にした詞ですよね。
それを「リストカットなんて馬鹿のすることだ」という偏見を持った人が聴いたとします。
その人が普通の人であった場合、その歌詞から「あぁ、手首を切るような人って凄く、辛く悲しい思いをしているんだな」と思い、ただリストカットを否定するだけでなく、そういう行為に走る人たちの心情まで思いやる機会すら生まれる訳です。
しかし、これが頭の悪い人であった場合、「この曲はリストカットについて歌っている」と認識しただけで思考が停止してしまい、あまつさえ「これはリストカットを推奨している歌だ」と非難する事さえ起こり得る訳ですね。勿論この曲に同調し過ぎて「京さんはリストカットを認めてくれているんだ」と勘違いして行為に走ってしまう人も同罪だと思いますけれど…
まぁ確かに「惨劇の夜」や「蜜と唾」みたいな犯罪的な匂いのする詞もありますが、これも普通の人なら「こんな過激な詞を書くなんて面白いな」で済むと思うんですよ。それに影響されて犯罪を犯す奴なんて、曲を聴こうが聴くまいがいつか犯罪を犯してしまうと思うんですよ。
なんか京さんの詞を全面肯定してるような文ですけど、個人的にはちょっと頂けない部分もありますね。それは「Child prey」や「秒「」針(six Ugly)」の様な明らかに文法的におかしい英詩です。自分の道を貫くのはいいけれど、英語が判らないならスタッフにチェック入れて貰うなり、そもそも英語を使わなければいいと思うんですよ。はっきり言って変な意地を張って中学生レベルでの文法ミスをするのは痛々しいです。ホント音は格好良いのにこのへんで「洋楽かぶれだ」とかナメられちゃうのは勿体無いと思います。なのでここだけは次回作から直して欲しいな、と感じました。(カタカタつまんねぇ事打ち込んでねぇで黙って音聴いてりゃいいんだこの独善的な偏執狂がァ、とか怒られそうですが・笑)
なんか不愉快かつ長ったらしい文章ですね(笑)。あ、私が言う「頭の悪い奴」は「自分の頭で考える事をしない奴」であって勿論「勉強が出来ない奴」のことじゃないですよ。つーか社会の定義する「頭の良い奴=勉強の出来る奴」なんて図式は絶対に間違ってるんだぁ~(なんか私が言うと負け惜しみにしか聴こえませんね・笑)。
…この文章を読んで不愉快になられた方は本当にごめんなさい。なにせ今日は学校に教科書忘れて苛ついてたもんで(←どーでもいい)。
P.S. 最近メロデスやブラックメタルも少し聴き始めたのですが、京さんのシャウトは洋楽に全然劣ってないように思えますね。特に「OBSCURE」なんて人生で聴いた格好良いシャウトランキング作ったら5本の指に入りますよ。あんなシャウト初めて聴いた…そうかと思えば「砂上の唄」みたいなポップな曲も歌いこなすし…。
最近の京さんはホント「表現者」としての貫禄が出てきて格好良くなって来てると思います。

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