この曲を聴け! 

PAUL GILBERT
H・W ★★ (2002-10-04 14:38:00)
この人は、常に「おもちゃを手にした子どもの精神」である。
イングヴェイに「凄い!!」
ワイルドハーツが「カッコいい!」
TVには「出たい!!」
そこには一切、斜に構えたような所が無く、自分がCOOLだと感じたものに真正面から思いっきり体当たりしている。
カッコつけたミュージシャンが溢れかえるなかで、彼のような存在は貴重だ。
このままお茶の間にどんどん進出してもらって、HRのCOOLさを世間にアピールしていってもらいたいなあ、とか思う。素直に。
プレイに関しても、多分この人は、子どもがTVゲームに夢中になるように、ギターに対して恐ろしいほどの集中力を発揮しているのだと思う。その上手さには非常にマニアックなにおいを感じる。
「プレイに情感が欠ける」とか言う批判もあるだろう。
ゲイリー・ムーア的見地からすれば、確かにそうかも知れないが、なにもギタリスト全てが大揺れのハンド・ヴィブラートを決めなければいけないということは無いし、それが感情表現の全てでもない。
彼のプレイには、しゃきんと背筋の延びた、ピリっとした雰囲気があって、それはそれで心地よいし、楽曲によってはこれ以上ないくらい綺麗にハマる。
ぼくは、彼が結構好きだったりするのだ。

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