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Hallowed Be Thy Name / The Number of the Beast / IRON MAIDEN
ギターの国から2002.遺言 ★★★ (2004-07-04 04:14:37)
MAIDEN随一の一大交響詩。
現在でもライヴで演奏され続けている人気曲。
クラシックアルバムシリーズのこのアルバムの中のインタヴューでブルースが、「この曲は鼻歌のように気軽に歌えるような歌じゃない。真剣に歌うときは口から血反吐が出そうになるもんだ。」とコメントしていたのが印象的だった。
死刑に引きずられていく直前の死刑囚の話だが、僕はこの曲を聞くといつもあのベルリオーズの「幻想交響曲」の第4楽章・断頭台への行進を思い出してしまう。
この第4楽章の最後は死刑囚の青年が断頭台(ギロチン台)に連れて行かるが、心の中では一瞬全ての音が消え、クラリネットが恋人を思わせる美しい旋律を奏でる。しかし刑の開始を知らせる太鼓の音がフォルティッシモで響いてたちまちにしてその幻想をかき消す。というストーリーだが、MAIDENのこの曲でも終わり近くでの「Yeah~,Hallowd Be Thy Name」と叫んでいるのは単なる神の思し召しの幻想に過ぎず、最後の最後での「ダダダダ!ダダダダーン!!!」という瞬間に、刑が執行され「あぁ、逝ってしまった・・・」と思ってしまう。
因果応報。

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