この曲を聴け!
MESHUGGAH
s.h.i. ★★ (2008-05-15 14:51:00)
すいません、とりあえず
「Straws Pulled at Randomのイントロに一回だけ出てくる2/4拍子」
は大ウソです。
「Nothing」は10曲目をのぞけばすべて4/4で記譜できます。
(3曲目のアウトロも、3拍子というよりは、4/4拍子12小節ループとみるのが自然でしょう。)
あと某所で
「Future Bleed Machineのイントロリフには9拍子が入っている」
とか書きましたが、これも4/4拍子で数えていくのが正しいと思います。
(同曲のソロ部は13拍子で数えるのが自然なはずなので、バンドが言ってる
「おれたちは変拍子を使ったことはない、すべて4拍子でカウントできる」
というのもウソだと思いますが)
>mokusatuさん
約2年放置してのレスですみません(笑)
「トランス」ですが、たしかに、「Nothing」とかでは特に、
キックではなくシンバルによる4ツ打ちが主体になっているということ、それからBPM設定においても、非常に的を得た表現だと思いますよ。
個人的に、ひたすらアウトな音遣い(というか独特の法則に基づいたモーダルなフレージング)による焦燥感・浮遊感あふれる響きと、
ひたすらシンコペーションを多用している(強迫的なまでに「止まらない」)が滑らかに4拍子に収まっている安定感あふれるリズム構造とが、
なんかもうわけのわからないバランス感覚でうまくまとまっていて、終始変な気分のままキモチヨク浸らせてくれる、という点において、「Nothing」はひたすらツボにはまるアルバムです。まさに人生の1枚(笑)
ちなみに、Jazzのリズムを使っているとよく言われますが、基幹ビートが常に3連に分割されるJazzのスタイル(=Swing)に対し、MESHUGGAHのリズム構造は(「Nothing」以降は、「obZen」の最後の曲を除いて)すべて4連のみに分割されているわけで、そうした指摘は的外れだと思います。
あと、変拍子ダウンビートフレーズを対位法的に組み合わせて曲を作っていくKing Crimsonのスタイルも、MESHUGGAHとは(一見似てるように見えて)まったく共通点はないと思います。
独自のスケールを使ったモーダルな音遣いという点ではたしかに似たような響きも感じられますが・・・
それにしてもとにかく興味の尽きないバンドですね。