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THE CURE
アメンボ ★★ (2003-04-08 02:41:00)
キュアーの中心人物であるロバート・スミス。
キュアーに貼られてきたレッテル「暗黒の黒猫」「Cult Star」・・・。それはほぼ、「人間失格」と呼ばれるロバート・スミスの個性的な性格/容姿からです。メイクを施した顔、猫よりも気分屋で我が恐ろしく強い・・・。
けれどキュアーは世界中で熱狂的な支持を得ている。
それは、ロバートの書く歌詞、作り出す音、描き出す世界観、それらが独特で誰にも真似られない、魅力的な物であるからです。
簡単に言えばただ単に音楽家として「実力」があるからってことです。
変わらない日常、どうしようもない世界。だけど時間だけは流れていく。
「どうせ、皆死ぬんだから」「どうせ・・・」「どうせ・・・」
いつもこんな風に嘆いているロバート・スミス。嘆くだけの音楽なら一杯あります。
けれどキュアーの歌詞に出てくる主人公(ほぼロバート自身だと思う)は、その報われない/報われないかもしれない現実を精一杯抱きしめようとします。愛して、愛して、愛し続けます。
だからキュアーの音楽はとても悲しくて、凄く哀れで、それでいてとても美しいんでしょう。

で、このバンドはあきらかにHM/HRじゃないです。非HM/HRでも微妙だと思います。
一応、オルタナ(ポップ)というジャンルらしいのですが・・・。
いろいろな人に影響を与えてるし(ロック方面の人にも。スウェードとか?)。
ま、いいかなぁ・・・って。
あ、あとこのバンドを僕は「プログレ」だって思います。「プログレ」がどんな音楽をさすのかはっきり分からないけど、なんとなく頭の中にある僕の「プログレ」のイメージはキュアーにピッタリです。音楽性もだけど、バンドのありかたとか。

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