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RICHIE KOTZEN&GREG HOWE
Boogie ★★ (2003-07-04 01:41:00)
彼らのこのジョイントプロジェクトで演奏されているのは、決してHM&HRスタイルの音楽ではなく、ジャズ/フュージョンと位置すべき音楽ですが、リッチー、グレッグとも圧倒的なテクニックを存分に発揮しながら、心地よいギターミュージックを作り上げています。この2人の名義で2枚アルバムを発表していますが、ある意味パーマネントなプロジェクト?と思えるくらいお互いに自作曲を持ち寄って、存分に魅力あるリックを弾き倒してくれています。
ジャズ/フュージョン界では「大物」ギタリスト同士の競演アルバムというのは、それほど珍しくありません。ラリー・カールトンとリー・リトナー、パット・メセニーとジョン・スコフィールド、アル・ディメオラとジョン・マクラフリン(とパコ・デ・ルシア)、サンタナとマクラフリン、フランク・ギャンバレとアラン・ホールズワースだとか枚挙にいとまがないほどですが、その中には遠慮があったり相手に合わせたりというのが伺えたり、もっと悪いのになるとお互いのプレイを聴きもしないでただ同じバックにあわせて別々のスタジオで弾き倒したのをミックスしただけ、というお粗末なものもある中、この2人のは安心してお勧めできる、最高峰のテクニックを駆使しながら、そこはかとなくセクシーささえも漂わせるハイレベルなギターミュージックです。是非一聴あれ。

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